韓国語翻訳の勉強方法をまとめてみました
今日はよく質問にもある「韓国語翻訳の勉強方法」についてまとめてみたいと思います。
翻訳って絶対にコレ!という正解があるわけではないので、なかなか勉強するのも難しいですよね。
最初に言っておきたいのは、今回紹介する勉強方法をマネしたからといって短時間で翻訳が上手くなるわけではありません。
私もまだまだ勉強中ですが、翻訳は地道にコツコツ積み重ねていくのが上達の近道に繋がっているのだと思います。
Contents
何の翻訳がしたいのか?
まず韓国語の翻訳を勉強する前に、自分が何の翻訳をしたいのか?を考える必要があります。
実務翻訳/産業翻訳(ビジネス文書など)がしたいのか、出版翻訳がしたいのか、映像翻訳がしたいのか、それともゲームやマンガの翻訳がしたいのか・・・
もちろんどれも韓国語を日本語に翻訳するという部分は同じですが、それぞれ訳し方や使われる用語などが異なるので効率的に勉強するには「自分は何の翻訳がしたいんだろう?」って一度考えてみると良いと思います^^
ではさっそく勉強方法について書いていきます!
①教材で勉強
やはり最初に思いつくのは教材を使って勉強する方法です。
ただ翻訳の勉強本ってあんまり売ってないんですよねㅠㅠ
翻訳の勉強をする時は、日本語訳と韓国語訳が両方載っている教材を使います。
○韓国で売っている日本語勉強本
○日本で売っている韓国語勉強本
×韓国で売っている韓国語勉強本
よって韓国で売っている韓国語しか載っていない教材は翻訳の勉強には向きません><
日本で売っている本だと下の本がオススメです。
韓国語上級演習ノート
韓国語→日本語、日本語→韓国語のどちらの翻訳も練習できる本です。
上級演習ノートという名前の通り、なかなか難易度があるのでこれを1冊解くだけでも手応えが掴めると思います。
ネイティブっぽい韓国語の表現200
持っている方も多いかと思いますが、Twitterで有名なゆうき先生の本です。
日本人がつい直訳しがちな内容がまとまっていて、日本語→韓国語翻訳に役立つ内容ですが韓国語→日本語の翻訳練習にもなります。
どれも短文なのでテンポ良く勉強できるかと思います^^
見てわかる日本 伝統・文化編 韓国語版
見てわかる日本 伝統・文化編 韓国語版 /JTBパブリッシング
これは日本の文化を韓国語で紹介している本なんですが、日本語訳もついているので勉強になります。
もちろん翻訳の勉強にもなるのですが、韓国に住んでいると日本の文化について説明を求められる場面も多いので、一冊持っておくと安心です!
リアルな韓国語は、ことわざ慣用表現から学ぶ
こちらの記事で紹介したことわざの本も勉強になります^^
あと電子書籍が発売されたら欲しいなと思っているのですが
多読多聴の韓国語 やさしい韓国語で読む世界の名作文学
多読多聴の韓国語 やさしい韓国語で読む韓国の昔ばなし
こちらの本も翻訳の勉強に使えそうだなと思っています^^
韓国で売っている本だと・・・
일본어 번역 스킬
タイトルにも翻訳と入っている通り、この本が一番勉強になると思います。
前半は例文で翻訳で躓きやすいポイントがまとまっていて、後半は練習問題が載っています。
韓日통번역노트
あと韓国語→日本語の翻訳で間違いやすい、難しいポイントが細かくまとめられているのがこの本です。
今回紹介した本はこちらの記事でも詳しく紹介しているのでぜひご覧ください^^
②インターネットニュースで勉強
続いてインターネットニュースを使った勉強方法です。
以前こちらの記事で詳しく紹介したのですが、東亜日報のホームページを見ると日本語と韓国語の記事を簡単に切り替えることができるので、翻訳の勉強にぴったりです。
ニュースは難しい!という方はコラムなど比較的取り組みやすい記事から試してみるのも良いと思います^^
③Webtoonで勉強
最近は日本でも韓国のマンガが多く配信されていますよね。
もしWebtoonの翻訳をしたいという場合は、実際に日本語に翻訳されているマンガを読むのが一番勉強になります。
今度配信サイトは別記事でまとめてみたいなと思っているのですが、代表的なところだと
日本の配信サイト
LINEマンガ
(LINEマンガは海外からだとアクセスできませんㅠㅠ)
comico(コミコ)
ピッコマ
韓国の配信サイト
네이버 웹툰
다음 웬툰
あたりが有名です。
最近は本当に翻訳作品が増えているので、マンガ好きな方なら楽しんで勉強できると思います。
話数に制限があるものもありますが、基本は無料で読めるのも嬉しいところです。
マンガはいかに自然な日本語に翻訳するかが大事です・・・!
④日本で出版されている韓国文学で勉強
出版翻訳を目指している方は、日本で出版されている韓国文学で勉強するのが良いと思います。
82년생 김지영
あやうく一生懸命生きるところだった /ダイヤモンド社/ハ・ワン
などなどいっぱいありますね^^
最近は翻訳本がいっぱい出版されているので教材に限らず、自分の好きな作品を見つけて読み比べると力が身につくと思います。
勉強するなら手書き?パソコン?
ちょっと話は逸れますが、外国語を覚える時って手書きで書いた方が覚えやすい!ということもあって実際に紙に書いて勉強しませんでしたか?
私も学生時代は紙に書いて覚えていました。
ただ、翻訳は覚えるというよりはコツを掴むという感じなので、手書きじゃなくてもワードなどにタイピングして練習するのも良いのではないかと思います。
その方が辞書でも調べやすいし、時間短縮になります。
実際に翻訳の仕事をする時もすべてパソコンを使って作業をするので翻訳の勉強はパソコンを使ってするのがオススメです。
翻訳文を読むだけでも大丈夫?
あと、翻訳は読むだけじゃなくて実際に一度自分で訳してみることが大事です。
ただ読んだだけだとなんとなくできるような気がして、あまり身につきません。
実際に翻訳してみると、たった数単語なのに頭を悩ませたり、良い訳が思いつかなかったり壁に直面すると思います。
悩めば悩んだ分だけ記憶に残るので、さらーっと読み流すのではなく、実際に自分で翻訳してみると良いと思います。
教材でも小説でも、まずは韓国語の原文を読んでみて実際に日本語に訳し、それから日本語訳を読んで自分の訳と比べてみてください。
翻訳の勉強をするときって辞書を使っていいの?
たまに翻訳する時に辞書って使うんですか?って聞かれることがありますが、むしろ翻訳をしている時間よりも、辞書を引いている時間や調べ物をしている時間の方が長いです!
翻訳は丁寧に、誤字・脱字・誤訳がないように作業をしなくてはならないので、たくさん辞書を引いて原文に合う言葉を考えてみる必要があります。
一番良いのは自分に合った勉強方法
色々紹介しましたが、最初にも述べた通り翻訳は短時間では実力が伸びにくいです。
続かなければ意味がないので、色々な方法を試してみて自分に一番合っている方法、楽しみながらできる方法を見つけるのが良いと思います。
私も日々勉強方法に悩んでいるので、もしオススメの教材や勉強方法があったらぜひ教えてください^^
こちらの記事もぜひ~!
それではあんにょーん♪(^_^)/~~