翻訳する時に気をつけていること
前にも似たような内容をツイートしたんですが、自戒もこめて翻訳する時に気をつけていることをメモしておきます。
漢字語に引っ張られないようにする
韓国語は漢字語が多いです。そのまま訳しても通じるには通じるけど日本語だと微妙に意味が違ったり、ぎこちない訳文になったりします。気を抜くとついそのまま漢字で訳してしまいがちなので、もっと適切な言葉がないか考えるようにしたいです。
簡単な言葉でも辞書を引く
この間、訳していたら요리という単語が出てきたんですが、「料理」をする流れではないところで出てきて不思議に思いつつとりあえずそのまま訳しました。でも読み返した時に、やっぱりおかしくて辞書を引いたら下のような意味があることが分かりました。
1.要理
2.かんじんな道理やすじみち
3.重要な教理
네이버사전 / 민중서림 엣센스 한일사전
その時訳していた文章では요리がこちらの意味で使われていたので、辞書を引かずにそのままにしていたらとんでもない誤訳で納品するところでした。いくら単純な単語でも、よく知っている単語でも、手を抜かずにきちんと調べるべきだと改めて思った出来事です。
一つの文が長くなりすぎないようにする
これは時と場合によりますが、明らかに文章を分けた方が読みやすいときは原文にとらわれず対応するようにしています。たとえば
「今日は晴れていたけど、明日は雪が降りそうだから冬物のコートを取り出したけど、クリーニングに出していないから着られないかもしれない」
みたいな文章があったとしたら、
「今日は晴れていたけど、明日は雪が降りそうだから冬物のコートを取り出した。しかし、クリーニングに出していないから着られないかもしれない」
みたいに接続詞を入れて分けた方が意味が伝わりやすい時もあるので、最終的に訳文だけを読む時にちゃんとチェックしなければ、と思う部分です。
訳文を読んで引っかかる時は何か間違っているから諦めないで考える
これはもうそのままなんですが、訳文を読んで引っかかる時は、単語の解釈や意味を取り違えていたり、誤字があったり、主語と述語がねじれていたり、何かしら問題があることが多いです。時間は無限にあるわけでないので、(特に韓日ゲーム翻訳は締切が短いですㅠㅠ)ずっとその訳文と格闘することはできませんが、それでも自分が納得がいくまで原文・訳文と向き合いたいなと思います。
私が翻訳する時に気をつけていることについて簡単にまとめてみました。参考になったら幸いです。それではまた~!(。・ω・)ノ゙