【読書記録】2022年3~4月に読んだ本
前回の読書記録記事はこちらです↓
불편한 편의점
韓国語 小説 『不便なコンビニ – キム・ホヨンの長編小説』 著:キム・ホヨン
밀리의 서재で読了。
2月に読んだ달러구트 꿈백화점と並んで、韓国のブックランキングでずっと上位にランクインしている小説で、とても面白かったです。
物語の舞台は韓国のコンビニ。ソウル駅でホームレス生活をしていたドッコさんが、コンビニオーナーのおばあさんの忘れ物を届けたことをきっかけに、そのコンビニで働くことに。記憶を失っていたドッコさんでしたが、最後には意外な過去も明らかに…。1章ごとにコンビニで働く各登場人物にスポットライトを当てているので、キャラの特徴がわかりやすくとても読みやすかったです。
불편하다ってとても訳しにくい韓国語だと思うのですが、タイトルだけではなく作中にも何度も出てくるのでもし日本語版が出たらどういうふうに訳されるのか気になります…!
悪文 伝わる文章の作法
わかりにくく間違った文章の例をあげて、どうすれば読みやすく正しい文章になるのか解説してくれる本。ちょっと例文が古いものが多いですが、ちょっとした差で読みやすい文章になるので気をつけなくてはと思いました。特に書き手の思い込みで書いてる文章は、読み手にとっては支離滅裂な文章になっていることも多いので、客観的な視線で文章を書くことが大事だなと改めて感じました。
最後に載ってる「悪文をさけるための五十か条」は定期的にチェックしたいと思います!
保健室のアン・ウニョン先生
フィフティ・ピープルが面白かったので、続けて読んでみました。こちらは怪奇現象や不思議な出来事などが起こる高校が舞台の物語。不思議な世界観で面白かったです!映像で見たらもっと面白そうなので、Netflixのドラマも見たいです^^
僕の狂ったフェミ彼女
Twitterでお世話になっているKeiさん(@chamchi_kay)の翻訳書!帯に「愛も権利も譲れない あなたのための物語」と書いてあるのですが、とてもいいキャッチフレーズだなと思いました。
主人公「僕」の視点で描かれる、フェミニストの彼女の姿。そこには、今を生きる私たちの「現実」が詰まっている――。
会話が多く、テンポ良く進むので韓国文学に読み慣れていなくてもスラスラ読めると思います。注釈が絶妙で、오빠がそのままカタカナなので「オッパがやってあげるよ」のイヤ~な感じもダイレクトに伝わります…!気になった方、ぜひ読んでみてください^^
오리 집에 왜 왔니
表紙のアヒルが可愛すぎてつい購入してしまったコミックエッセイㅎㅎ
偶然道端で見つけたアヒルを飼うことになった著者。アヒルとの田舎生活が描かれているのですが、表紙のイラストのとおり丸々っとしたアヒルがかわいいです!他のペットより情報も少ないし、診てくれる病院も少なくて実際に飼うのはすごく大変だろうなと思いました。このアヒルが素敵な飼い主さんに出会えて良かったです^^
シナリオのためのファンタジー事典 知っておきたい歴史・文化・お約束121
ファンタジー作品でよく出てくる設定が121項目にまとめられています。1項目数ページなので、広く浅く情報を知りたい時に便利かと。武器や洋服の説明など図があったのでわかりやすかったです。これを読んだらすぐ作品が書ける!とか翻訳にめちゃくちゃ役立つ!という訳ではないけど、知っておくといつか役立つかもという感じです。実際はやっぱり似たようなジャンルの作品をたくさん読むのが一番勉強になると思います。
それではあんにょーん♪(^_^)/~~